アメリカかぶれ野郎記

一番好きなことはアメリカのバスケットです。高校、NCAA、NBAが大好きです。 その次に好きなことは読書と音楽鑑賞です。そしてNetflix の海外作品鑑賞です。 アメリカのバスケットの動向と読書の個人的感想、そして洋楽とNetflix海外作品の和訳と感想を書いていこうと思います。

IMG Academy のバスケットボール

IMG Academy という名を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。

ここは錦織圭選手の母校であり、今でもトレーニングをしに通っている学校だ。

創設時はテニス選手養成所だったが、いまはボーディングスクールになった。

ボーディングスクールというのは学校の敷地内の寮に住んですごすことを前提にした学校のことだ。ほとんどが私立。80%以上が寮生で、高校から留学する人はほとんどがこうした学校になる。

言うまでもなくテニスが一番有名な学校だが、近年は施設をどんどん拡大してスポーツ全般が盛んな学校だ。

そんな IMG のバスケットもなんともすごい規模なのだ。IMG はまず中学校のカテゴリーを持ち、さらに High School と Postgraduate(PG) を持つ。PG は2軍構成、High School はなんと3軍構成。4面のコートを所有してウェイトルームもかなりの機器が置いてあるような学校です。

 

さて本題に入る。田中力君がIMGに加入してどんなシーズンを過ごせるだろうか。個

個人的見解を勝手に述べる

まず来シーズンのIMGの布陣は4人既にえげつないメンツを揃えている。

Chol Marial, Josh Green, Jahmius Ramsey, Noah Farrakhan 

最初の3人は2019年卒業、Noah は2020卒業だ。来年の4年と3年となる。

この4人は2019年、2020年のESPNのランキングにランクインしている。このESPNにランクインしている選手はやはりうまく、NCAA D1のトーナメントで上位を狙う学校から、オファーを複数受けている選手がほとんどだ。

つまり、アメリカのそこらのD1の大学生よりも断然うまい選手が1チームに4人いることになる。しかもJosh Green は田中選手とプレースタイルが丸かぶり。かなり厳しいシーズンになることが予想されると思う。そしてなにより、IMGは強いし有名、コーチの人脈も厚いとあって、こうした主力選手の他にもバンバン転校生が入ってくる。

ちなみに昨年のIMG卒業生で今シーズンDukeでスタメンをはり活躍した,Trevon Duval もIMGの卒業生だが、IMGでプレーしたのは最後の1シーズンだけ。こうしたことは強豪校には本当によくあること。こうした厳しい戦いを勝ち抜かなければ、いい大学に行けずに終わる。IMGの特待生であるし、学校のレベルも高いので最悪でもD1のローメジャーの大学からオファーはくるだろうが、誰もそんなこと望んじゃいないと思う。

今あいている2番ポジションにどう食い込んで行くかを楽しみにしたい。

そのためには跳躍力を第一とした瞬発力が必須。DFとOFの一歩目をスムーズに速くD1のレベルに、そしてダブルクラッチダンクができるくらいにしないと、この中でスタメンをはるのは難しい。

しかし、スタメンをはれば、日本人として初めてESPNのランキングにランクインできるだろう。編入 or 1年からの新入生のどちらかによって Class of 2021 なのか2022 なのかは異なるが、ESPNにランクインする日を楽しみに待ちたい。