アメリカかぶれ野郎記

一番好きなことはアメリカのバスケットです。高校、NCAA、NBAが大好きです。 その次に好きなことは読書と音楽鑑賞です。そしてNetflix の海外作品鑑賞です。 アメリカのバスケットの動向と読書の個人的感想、そして洋楽とNetflix海外作品の和訳と感想を書いていこうと思います。

日本のバスケットってどう?

今日は超個人的な見解ですが、日本のバスケットについて勝手に思うことを書きたいと思います。

 

東京五輪での活躍が期待される誰々とテレビでもBリーグのおかげ、というかソフトバンク・孫さんマネーのおかげで取り上げられることも多くなってきたバスケット。

しかし東京オリンピックに出場できる可能性は、厳しいと言わざるを得ないです。

なぜなら「弱すぎるから」です。世界選手権に出られないような弱い国を、オリンピックに開催国だからという理由で、簡単には出せない。とFIBAは公言しています。

 

現状、アジア選手権の予選の段階で、日本は予選グループの下位。女子代表とあまりにも差があるのです。まず女子代表となぜ、こんなにも差があるのか個人の見解を述べます。

女子の場合、特に高校の育成がとても充実していると思います。女子の高校では本当のTOPの高校は世界のU17やU19で海外の選手とやることを想定して指導している高校があります。雑誌でも北海道の名門校の女子のチームでは、一人の選手がフル代表に選出された際に、普段の練習でも、口うるさく、そのプレーはフル代表で外国の選手に通用するのかどうかと言われていたと掲載されていました。

何が言いたいかというと、全国制覇よりも、高次元の目標として選手自信が、交際的に活躍できることを目標に指導が行われているということです。

しかし、男子の場合そうしたことはあまり耳にしないと思います。最大の目標は全国制覇であるというところがほとんどです。

そうした状態が、大学、プロのレベルを低く止まらせていると言えます。

例えば、全国大会で活躍したあの選手は本当いすごいといっても、世界的には男女でかなり差があるのです。

私は現役時代にT大学出身、現在東京のプロで活躍するD・T選手をまじかで見ましたが、世界大会で活躍した実績はほとんどありません。

しかし、女子の茨城の名門大学出身で、いまは女子のTopチームで活躍するM・F選手は

2015年のユニバーシアードのアメリカ戦で活躍。チームも準決勝で優勝したアメリカ相手に大接戦を演じました。日本の場合、アメリカと違い、大学に行かずにWリーグに入る選手も多いため、ユニバーシアードの出場資格がない選手も多いです。そんな中、この成績を残せる日本の女子の能力の高さは素晴らしいと思います。

 

こうした育成世代の日本の男子の視野の狭い状況を打破できなければ、今後日本が活躍することは難しいでしょう。

日本の男子の狭い視野による指導の結果はゲームの特徴にも如実に現れていると私は思います。

まず一つ目は速攻に強い方が勝つと思っている指導です。レイアップを速攻で作ることが最高オフェンスであることが、常識とされているのではないでしょうか。そのためにとにかく走る練習。ダッシュ、その後に3メン・・・。その結果得られるのは、コートを効率的に往復できる体なのです。バスケットボールにおいて一番重要な、跳ぶ能力、瞬発力が発達してこないのです。もっというと、跳ぶ力を最大限発揮できる体の使い方が、染み付いてこないのです。

外国では速攻でレイアップを作ろうが、後ろから思いっきりブロックがきます。ブロックにきた選手よりも自分が強い自身があればダンク、体が弱いのなら、リングの高さまで跳んでからフローターを打つのです。空中での勝負、それを軽視しているのではないかと私は感じています。跳ぶ力をつけた後はあとはそれを平面で生かすのが、バスケットだと私は思います。跳ぶのに使う力を、平面では水平方向にどう使うかを考えてほしいです。爆発力をつけることを大前提としてほしいです。

そしてこれはアジア全体に言えることですが、やはりアメリカのNBAに戦略的に選手を入れる、もしくはNCAAのハイメジャー、つまりNCAAの一部のトーナメントで優勝経験があったり、NBA選手を何人も排出している大学に選手を遅れるように考えているかということです。NBA直轄のアカデミーが世界各地にできて来ていますが、それがない地域ではやはりNBAに選手を送るために戦略を寝る必要があります。

アメリカではNBAの前コミッショナーNCAAに一年以上在学、もしくは高校卒業後に一年以上他のカテゴリーでプレーしなければならない。つまり、高校卒業後に直接プロに行くことができないというルールを作ったので、NCAA自体のビジネスが肥大化し、それにつられ、NCAAの有名コーチがオフを利用して視察にくる、AAUの高校クラブチームのバスケもかなり肥大化しています。私立校には留学生もたくさんいます。2019年卒業の高校生ランキングには留学生もランキングされています。そうした状況から、日本は遅れていると思います。東京五輪を承知しようとしたときから、強化策を講じなかったつけがまわって来てしまったのでしょう。

五輪を考えず、日本は育成世代の世界規模での育成を本気で考えて欲しいです。日本で全国制覇できればいい、そこから脱する指導をこれから期待したいです。